全国的には福岡県の「あまおう」や栃木県などの「とちおとめ」が有名なイチゴの生産地ですが、茨城県でもイチゴの生産は盛んです。
今言った「とちおとめ」もかなり生産されていますし、様々な品種が茨城県でも生産されています。
茨城県でも生産されているイチゴですが生産量出荷量や知名度が残念ながら認知度が低いので、茨城県が生産量日本一を誇るメロンや干し芋のようには知られていないのが残念ではあります。
なので茨城県産の美味しいイチゴをぜひみなさんにご賞味いただきたいのですが、なかなか上手く行っていない現状がありますね。
ひとつが生産量等や知名度において「あまおう」などに劣っている点があります。
んでもってもう一つの原因としてはイチゴという作物の持つ性質があるでしょうね。
ほとんどの農作物はどうしても”とれたて”が一番おいしくいただける、ということは皆さんがご存知の通りです。
そいで「いちご」という作物は特に鮮度の落ちやすい作物です。
・イチゴは落としたりぶつけたりして物理的な力が加わると変形したり変色したりしやすい
・イチゴは野菜などと同じように水分が蒸発しやすいため、みずみずしさがどんどんなくなってしまいやすい
・イチゴは採ってからの時間の経過によって味が落ちやすい
なので全国的に美味しイチゴとして有名な「あまおう」についても茨城県内でも店頭で販売されていますが、茨城県に持ってくるまでに距離があって時間が掛かってしまうので残念ながら茨城でいただくころにはかなり品質が落ちてしまっていて”もったいない状態”になってしまっている、と思われます。
逆に言えば本場福岡で「あまおう」をいただいたら相当美味しいに違いないでしょう。
（食べたことない、食べたいｗ）
じゃあ、結局茨城県で美味しいイチゴを手に入れるためには小売店のように”販売までに手順を要して時間が掛かりやすい”ようなところではなく、直売所のように「朝採れ」が期待できるところで購入すればいいのか？というと大体はあっているように思います。
中間の卸業者などを経由したイチゴ商品は見た目は大変優秀ですが、鮮度的にはどうしても落ちてしまいます。
なので”直売所で”できれば”試食”してからの購入を私はお薦めしています。
よし、じゃあ今から直売所に行ってそこで試食して美味しかったらそこで購入すればいいのだなあというと、なかなか「本当に美味しいイチゴ」にはたどり着けないでしょうね。
テキトウニ、ネットだけの情報で直売所に行ってそこで満足してしまうようならば「本当に美味しい」イチゴまではなかなかたどり着けないです。
本当に美味しいイチゴにたどり着くには、たくさんの直売所を見てみるのがおススメの方法となります。
その上で試食をしてみて、購入せずに帰ることも時には必要ですね。
イチゴは茨城県名産の干し芋ほどではないにしてもひと箱4パック入りで２０００円以上もする高級フルーツです。
だから購入に対しては慎重になってもしょうがないと思いますし「あまおう」のような全国区ブランドでもない限り品種による多少の差こそあれ値段がそんなに変わらないことが多いです。
ちなみに同じ生産者さんで今年の出来栄えがどうであってもいいのか悪いのかは別として同じような価格で提供されているのがイチゴです（笑）
試食したうえで購入しないのはチョット申し訳ない気持ちもあるでしょうが、２０００円もあれば”そこら辺のうな重”がいただけるような金額なのでわたしだったらチョット躊躇してしまう出費になりますね。
逆に農家さんの直売系でも「美味しいイチゴ」が欲しいという意味では「いちご狩り」はお薦めできない方法です。
それはどうしてかっていうとイチゴは品種や生産者だけでなく環境によって味が大きく変わりやすい作物なので飛び込みでいちご狩りをすると”値段の割に美味しくないイチゴ”にぶつかる可能性が出てきてしまうからです。
なのでイチゴの品質がイマイチだったりイマイチなものが混じっていたりしても”時期になったから”とか”売り上げのために”いちご畑をいちご狩りのために開放している農家さんもあると思われます。
まあ小さいお子さんをお持ちの家族連れの人たちから見ればいちご狩りは遊びもかねて参加できるので楽しむという意味では選択肢に入れてもいいんじゃないでしょうか。
なのでまとめると、美味しいイチゴを購入する方法としては
・試食ができる直売所さんを
・何軒か回って試食して
・最もおいしかった直売所で購入する
という方法がいちばん非効率なようで効率的に思います。
また余談ながら美味しさはそこそこでもいいから”いちごを楽しみたい”という考えならば、小学生のころの私（何年前だろうｗ）も好きだった”いちご狩り”のサービスをしている農家さんを訪ねてみるのがいいでしょうね。
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