陶炎祭2020

いばらきで遊ぼう

毎年ゴールデンウィークの時期に”焼き物の里”笠間市では、新人からベテランまでの多数の陶芸作家さんが作品を披露する「笠間の陶炎祭」(かさまのひまつり)が開催されています。

ところが今年2020年は、皆さんもご存知の通り新型コロナウイルスが世界的に大流行していて、わが国日本でもお祭りを含めた各種イベントが中止または延期となってしまいました。

日本国じゅうが開催決定に歓喜した東京オリンピック(TOKYO2020)も2021年に延期になりましたし、笠間の陶炎祭もゴールデンウィークの開催を行わず見送るかたちとなっていました。

陶炎祭に関しては主催者さんか陶芸作家さんか、そのどっちもかがものすごく頑張っていたためでしょう、10月に日程を設定し開催に向けて精力的に取り組んでいました。

ところが新型コロナウイルスの脅威が予想以上で、日本では多少落ち着いているものの世界的に見れば”まだまだ流行している”状態が継続していることもあってか、陶炎祭の今年の開催は残念ながら中止が発表されました。

若手の陶芸作家さんだったり、名前が知られていないような陶芸作家さんが、陶芸に関心がある人たちに作品を知ってもらう大きな機会だけに「陶炎祭」に期待を寄せている陶芸作家さんにとっては特に残念な決定となってしまいました。

目次

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若手の陶芸作家さんが名前を知ってもらうチャンス

先に言った通り笠間の陶炎祭はベテランから若手、新人に至るまでの笠間焼の陶芸作家さんが一堂に会する、笠間焼最大級のイベントです。
少なくとも私の知る限りでは、笠間焼最大のイベントに思います。

なので新人や若手の陶芸作家さんたちにとって陶炎祭は、自分の作品や名前を知ってもらう大きなチャンスになりえます。
陶炎祭で素晴らしい作品を展示してたくさんの人に注目してもらうことができれば、陶芸作家として大きく飛躍することも期待できることでしょう。

そのため陶芸作家さんたちは陶炎祭に照準を合わせて”自分らしい、渾身の作品”を準備して臨んでくることが容易に考えられます。

若手陶芸作家さんにとってももちろんチャンスですが、ベテラン陶芸作家さんや大物陶芸作家さんにとっても同じように”渾身の作品”を発表できる場でもあるので、ボリュームだけでなく、一つ一つの見ごたえも十分にあります。

なお、笠間の陶炎祭では、キャリアの浅い陶芸作家さんが作品を公開しているとうたっているコーナーがあって、そこに立ち寄れば”ベテランより価格的に安い”陶芸が販売されています。
そのため”そこ”で、お気に入りの一品にたどり着くことができれば、お得感が感じられることでしょう。

わたしが笠間の陶炎祭に訪れたときのお話

わたしがはじめてにして今のところの生涯で唯一、笠間の陶炎祭に訪れたときのお話をしましょう。
個人的なお話で誠に恐縮ですが。

いっつも、個人的な話が多いのですが(笑)

そのときには、残念ながら雨が降る一日でした。
止む様子が全く感じられないような雨で、ほとんどの時間帯に傘が必要なぐらいの雨が降っていました。

笠間の陶炎祭は一日限定のイベントではないのでほかの日に行ければよかったのですが、この年に関してはほかの日に日程を調整することができませんでした、ので半ば無理やり楽しんできました。

この日はゴールデンウィーク開催の陶炎祭ということもあってか、雨にもかかわらず会場は多くの人でにぎわっていました。

傘も煩わしかったですし人が多くて大変でしたが、逆に
「これが晴れの日だったらどうなっちゃうんだろう」と
いらぬ心配までしていました。

見切れないほどの作品をその場で手に入れることができる会場でしたので、当然”何かいいものがないかな”とウロウロしているのですが、いいものが多すぎて贅沢な困り方をしました。

その中でも、個人的に気に入ったものがいくつもありましたが、そういうものはやはりというか見透かされたように手に入れるために必要なお金が文字通り”桁違い”でした(笑)

でも確かに、気に入った笠間焼のお茶碗とかでご飯を食べたりしたら、さぞかしおいしいに違いない、とは思いますが、手に入れるには至りませんでした。

んで、さっき少し紹介した”新人作家さんコーナー”も楽しませていただいたのですが、こちらは開場の隅っこのほうの一角にあり、あまり人が通らないような場所でもあったので、まんま人が少なく活気に欠けてしまっていました。
こちらの新人陶芸作家さんコーナーにも光るものはいくつも感じましたが、必要としないアイテムで、しかも”刺さる”ほどの作品と思いませんでしたので、こちらも手に入れるには至りませんでした。

オリジナル笠間焼が作れる

自分は小学生のときに”お皿に絵を描く体験”をしてますが、ここ笠間の陶炎祭の会場内にも、笠間焼に自分でデザインできるコーナーもあり、大きな関心を持ちました。

こちらも結局手を出しませんでしたが、これはやっておけばよかったと反省しきりです。
(次回、笠間の陶炎祭に参加したときには必ずチャレンジしたいと存じます。)

まとめ

今年の開催がなくなってしまったのは本当に残念ですが、笠間の陶炎祭は笠間焼の渾身の作品が一堂に会するイベントで迫力と活気にあふれているので、強くお勧めできる茨城県内のイベントのひとつとなっています。

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