つくばの科学万博’85の大きな目玉のひとつだった、と思われるのがリニアモーターカー(HSST)の体験でしたね。
リニアモーターは新時代の公共交通機関としての期待が大きく、画期的な方法によって移動できる乗り物として注目され続けています。
もちろん科学万博に4回参加した私も体験していて、記憶にもあるので今回はそのことについてお話していきます。
実際に体験してしかも記憶にある人も多いほど衝撃的な乗り物だったリニアモーターカーが、今回のお話です。
目次
HSST
HSSTは
High Speed Surface Transportの略称です。
自分は英語に詳しくないので(ほとんど知らない)、この意味については英語に明るい人にお任せしますが、要するにリニアモーターカーのことといって間違いないかと思います(笑)
んで、リニアモーターカーはどういうものかっていうと、
・電磁石の磁力で浮遊して
・電磁石の磁気の移動を利用して
・列車を移動してしまおう
大まかに言うと、こういう技術ですね。
電車のように”レールとの摩擦”を利用して移動するものではないので摩擦によるスピードの減少がなく、高速移動が可能となる技術になります。
なので2020年現在では最高時速500キロメートルを実現し、東京名古屋間の移動にかかる時間が驚きの40分でできるとされています。
1号機2号機3号機
HSSTは研究の段階で、
・1号機
・2号機
・3号機
というものが1985年の科学万博の時点で開発されていました。
HSST1号機
HSST1号機は無人機で、飛行機に似た形状をしています。
また最高時速は300㎞を誇り、当時の新幹線よりかなり速いですね。
だけども、2020年現在の山陽新幹線N700系”のぞみ”は最高時速300キロメートルを実現して運用しているので、そこ考えてしまうと微妙なのですが、30年以上前に地上を走る乗り物としては驚愕のスピードですね。
HSST2号機
HSST2号機は8人乗りなので、HSST1号機と違って人が乗って走行することができます。
形状としては電車に似ていますね。
ただそのぶん最高速度が110㎞と控えめになっています。
HSST3号機
科学万博で体験できたのが、このHSST3号機になります。
乗車定員は48人とたくさん人を乗せて走ることができますが、最高時速は不明です。
ただ当たり前ですが、リニアモーターカーの原理を利用して走行する乗り物として科学万博で一般人が体験できる乗り物となりました。
HSSTを体験したときのお話
というわけで、ここからは自分がリニアモーターカー(HSST)を体験したときの記憶で”鮮明に覚えているもの”をお話していきます。
新しい乗り物のHSSTは、車とか電車にあまり関心がなかった当時の”本の虫”のような自分にも関心が持てる素敵な乗り物でした。
そのため科学万博に行ったときに、当然乗り込みました。
そうすると室内にアナウンスが流れて
「今、浮きました」的なことを言ったときに、
「あ、本当に浮いた。」なんて
車両が浮いた実感がなかったくせに言ったことをよく覚えています。
とんでもない嘘つきでした(笑)
そして車両が浮いた”らしい”あとに車両が動き出したのですが、その時にまた性懲りもなく
「うわ、動いた」なんてことを当時のわたしは言っていまし(笑)
だけどそれって動いて当然でしょうし(動かなかったら、詐欺じゃん)、どっちかというと”電車との違い”などに注目していくべきだったんじゃないでしょうかね。
で、その時に正直に思った感想は
「遅っそ」でした(笑)
だって、電車とかバスよりだいぶ遅かったんだもん。
350mしか走らなかったらしいですし。
JAL
パンフレットにもロゴマークが入っていたりするし会社名が書かれているので分かりますが、JAL(日本航空)がHSSTに大きく関わっているのですね。
ここについてはすっかり忘れていました。
HSSTに乗車したときにもらったと思われるシールにもJALの記載がなされていますね。
だけど、シール一枚使ってなくしているのが個人的にはざんねんですね。
リニアモーターカーの実用化は2027年予定
科学万博で1985年に一般公開&体験乗車の実現をしていながら、実験段階で時速500㎞を実現して東京名古屋間を40分で移動できるという試算もなされていながら、リニアモーターカーは2020年現在いまだに実用化に至っていません。
2020年現在、リニアモーターカーは2027年に実用化が予定されていますが、延期されるかもしんないですね。
それまで健康でいて、乗車したいものですね。
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