茨城県の農業が盛んなことは知っている人も多いかと思います。
しかし茨城県の農業が”北海道・鹿児島県に次いで三位”ということを言ったら、意外に思う人もまた多いのではないでしょうか。
茨城県は全国的に農業に恵まれた県です。
農業に恵まれているのはどうしてか、茨城県の農業の優位性について今回はお話していきます。
目次
茨城県が農業に恵まれている理由
茨城県はいくつもの好条件があるために農業に適しているのですが、その全国的に恵まれた条件についてお話していきます。
関東平野の広大な平地
茨城県の大部分が関東平野の広大でかつ平坦な土地が、農業のしやすさに役立っています。
平坦であるために棚田や段々畑を形成しなくても、ほぼそのまま農業を行うことができます。
もちろん水田にするには水路を引いたりします。
メロンやイチゴの栽培などにはビニールハウスを用意しないといけないです。
だけども山地等に比べれば、農業がしやすいことがイメージできるかなと思います。
関東ロームの水はけのよい土地
関東平野の平坦な土地を有しながら、関東ロームの水はけのよい土壌も作物の栽培に良い条件となっています。
水はけのよい土地であれば土壌が扱いやすくなるのではないでしょうか。
豊富な水源
茨城県には”坂東太郎”の異名を持つ利根川をはじめ、久慈川や那珂川といった河川がバランスよく流れています。
また湖では滋賀県の琵琶湖に次いで全国二位の大きさを誇る霞ケ浦がありますし、茨城県が島根県や青森県と並び三大シジミ産地として知られるようになたきっかけの涸沼(ひぬま)があります。
そういった水源が茨城県で農業用水として大いに活用されています。
土浦市やかすみがうら市などの霞ケ浦周辺では、茨城県が生産量一位を誇るレンコンの栽培が盛んですし、涸沼はラムサール条約に登録され世界的に貴重な湿地となっています。
恵まれた気候
茨城県は日本全国的に寒すぎず暑すぎもしない気候が、たくさんの種類の農作物を生産するために向いているようです。
地理的に条件がいい
茨城県は関東平野に位置しているので首都・東京都とのアクセスが良く「電車一本・高速一本」で移動ができます。
そのため東京の農産物の大きな需要に対してほかの地域よりも新鮮に供給ができるため、供給過多にならないように生産量を多くすることが可能です。
豊臣秀吉に評価された生産力
ときは戦国時代、茨城県は常陸の国という呼ばれ方をしていて”佐竹氏”が治めていました。
しかし地理的に北に伊達氏・南に北条氏と軍事力的には厳しい状況にありました。
ところが豊臣秀吉より常陸の国の農業生産力が高く評価されて、佐竹氏は五十万石の大名となりました。
まとめ
茨城県はいろんな条件が農業に適しているために全国的にもひじょうに生産量の多い農業大国となっています。
さかのぼると戦国時代に秀吉に高く評価された歴史があるということも、興味深いものがありますね。
コメント